「虫の目」と「鳥の目」の両方をもつ

目の前の問題ではなく、その先の本当に望んでいることをいつも意識してほしいのです。

 

『かんたん☆ねんねトレーニングBOOK』(伊藤かよこ著 日本実業出版社) P141より 

 

 

これは、目の前にある「夜泣き」をどうやってなくすかということで頭をいっぱいにせず、その先にある「幸せな親子関係」「幸せな家族」に気持ちを向けてくださいね、という文脈で書きました。

 

「夜泣き」だけではなく、「腰痛」でも、人生の諸問題でも同じです。

 

たとえば「家族の幸せ」のために、「お金が必要」という課題があったとします。

課題解決のために、仕事を頑張りすぎて、お金は稼げたけれども、結果「家族は不幸になった」という例はたくさんありますね。

 

多くの患者さんが、目の前の症状をどうやってなくすかということで頭がいっぱいなので、「症状がなくなって、それでどうなりたいの?」と問いかけてほしいと思います。

 

そのためには、まず私たちが「目の前のこと」と同時に「その先の本当に望んでいること」を意識することです。

 

自分ができていないことは、人に伝えても伝わりません。

 

目の前のことに集中する視点と、大きなものに向かっている視点。

「虫の目」と「鳥の目」の両方をもつ。

 

 

それが、ブレない秘訣です。